10月2日に観た劇場映画です。

一枚のハガキ - goo 映画

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新藤兼人監督が「人生最後の作品」として制作した映画です。
母が、観に行きたい観に行きたいと公開前から言っていて、私は観る予定ではなく、映画の詳細も知らずにいたのですが、丁度映画館のスタンプがたまり、無料で観に行けることになり、行ってきました。

お話は、戦争末期の話です。
徴収された100人の兵士たち。上官がひいたクジによって任務先を決められ、そしてそれが生死を分けた。戦地に向かった94人は戦死し、戦地への任務ではない6人が生き残った。
(新藤監督はその生き残りの6人のうちの1人だそうです。)
タイトルの「一枚のハガキ」は、大竹しのぶ演じる友子が夫に宛てて書いたもの。夫はクジで戦地に赴き、戦死した。その後の友子のお話がメインですかね。豊川悦司は生き残った6人の兵士の役です。戦死した友子の夫から預かったハガキを持って友子に会いに行きます。

大竹しのぶの演技が何より凄い。なんとも鬼気迫るものがありました。
あの演技に「大げさすぎる。」と言う人もいるようですが、確かに私もちょっとそう思いましたが、あの戦争の中で人は正常でいられるのかな。狂気じみた鬼気迫るものがあったのではないかな、と思いました。
そう考えると大げさではないのかもしれません。

戦争の悲惨さ、クジで簡単に人の生き死にを決めてしまう怖さ、愚かさ、そのクジ運の悪さ(?)・・・なんとも煮え切らない思い。
本当に、戦争って、何も残らない、無意味なものだなと思いました。
しかし、その中で、たくましく、立ち上がって生きていく姿が、すばらしい。

お話全体が、どことなくつくりものめいたストーリー展開でしたが、それが嫌ではなかったです。新藤監督の作品は初めて観ましたが、こうゆう雰囲気のものを作る監督なのかな。これが新藤監督の色なんですかね。
音楽があまり多くないところもいいと思いました。雰囲気がある映画なので丁度良い。

最後の場面がとても良いと思いました。画が圧倒されるとゆうか、生きていこうと思いますね。


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